BTS ソウルコンの話。
行ってきたのでござる。愛してやまないぐくちゅあんのライブ@ソウルへ。
ライブへ参加するのが(参戦というのは恥ずかしくて言えない。)2日目だったということもあり、セトリを見ていくかどうか悩んだのだが、一切見ないことにした。
ハマってまだ間もないのであんまり聴き込めてない曲が来たらどうしようなどと不安に思いながらではあったが、なんとかしてネタバレは避けた。いや、避けようとした。
がしかし、この現代社会、完全に情報をシャットアウトするのも難しく、メンバー全員がソロ曲を歌うということだけ知ってしまった。
ソロ曲………。一曲も知らねぇ………。
となったわたしは、前日から数回ずつだけ聴いて挑んだのだ。
正直言ってこのソロ曲達、つまらなすぎる……。
数曲まだ許せるものもあったのはあったのだが、なにがって、グクちんの曲がほんとにつまらない。聴いてて楽しくもないし感動もないし、どんな感情を持って聴くのが正解なのかが全く見えなかった。
そんなこんなでライブ当日。朝8時に空港に着いてソウルへ向かうことになっており、起床時間は4時を予定していた。
寝坊したとかいうしょーもない話ではない。前夜、一睡もできなかったのだ。荷物を詰め終わったのが夜中の2時を回っていたため、布団で寝たら絶対起きれないと思いリビングで寝ようとしたのだが、なぜだか全く睡魔がやってこない。日頃から不規則な生活をしてはいたのだが、寝る体勢にさえ入ればいつでも寝れるような赤子であったはずなのに…。(違う) 遠足の前日、待ち遠しすぎて寝れない小学生時代なんか送っていない。なにが原因なのかさっぱりわからなかったが、オールナイトで空港に向かった。
機内で30分程度の睡眠は取れた。意外と体は元気だ。まだまだ若いな、なんてこの時は思っていたものだ。
ソウルへ到着後、わりとギリギリのスケジュールで会場に向かった。今回チケットは代行業者を介して入手しており、当日引き渡しということで15時半までに会場の近くのカフェに行かねばならなかった。電車を間違えたりした結果、会場の最寄駅に着くのが15:10となった。
さあここから急いで引き渡し場所に向かうぞ!と意気込み、ドームの周辺を人をかき分けて走った。のだが、地図の示す経路通りに行くとそこは通行できなくなっていたのだ。焦る。時間がない。本当に焦る。高い金をはたいて手に入れたはずのチケット。なんとしてでもこの手の元へ…。という切実な思いを持ったまま、あのデカいドームをぐるっと回り、かなーーーり迂回してようやく指定のカフェの入り口に辿り着いた時刻15:29。
死ぬ。死ぬ。こんなにお金を出したのに、異国の地まで来たのに、ぐくちんを拝めないなんて死ぬ。
そう思いながらようやくビルの2階にあるカフェに入ろうとしたのだが、エレベーターが全然来ない。待っても待っても来ない。この時はここ数年で一番イライラしただろう。なんとか2階に辿り着いた。その時刻15:30。
そこにいた業者らしからぬ若い韓国人の女の子二人組に話しかけた。その場でタイムアウトーーーー!なんて言われたら…などと恐ろしい未来を想像しながら。だが現実は思っていたほど厳しくなかった。息を切らしてゼェハァ言ってる異国人であるわたしを笑顔で迎えてくれたのだ。
人生、生きてれば危機にさらされることもある。しかし、必死で走り続けていれば、その先に幸せはまっているのだ。安堵感が半端でなかった。
いやー、ほんとに、もう、死ぬほど走った。死んでないけど。死んでないけど死ぬほど走った。いつぶりだろうこんなに走り回ったのは。オール明け( )からのこの体力の消耗具合。
さあ。やっとのことでチケットを手に入れ、なんとかアミボムも購入。電池を買い忘れたとかいう新たなハプニングも起きてはまた走ったのだが、なんとかコンビニで買えたので耐えた。
いよいよ。時間ギリギリで会場の中へ入り、一緒に行ってくれた先輩とは席が連番でなかったため一旦バイバイして1人で着席。
さあ、はじまる。ぐくちんに会える。
始まった。アガる。どうしよ。気持ちがふわふわしていた。
客席からの悲鳴の嵐に包まれ、メンバー登場。
え?
立たんの?
実は前日これも軽くネタバレ(?)を踏んでいた。「スタンディングじゃないらしい」と。
え?
ガチ?
オールシッティングコンサート。
いやいやそんなの聞いたことないから〜(笑)アイドルのコンサートやで?(笑)槇原敬之のライブですら曲によっちゃみんな立ってたで?(笑)
などと頭の中で1人でドームの観客全員にツッコミを入れていたのだが、最後の最後まで立つことはなかった。
コンサート中盤。
つまらないアンドほとんど知らないソロ曲(バラード)がずっと続くの。ほんとにメリハリもなんにもない時間が続くの。
前夜オールナイトで開演前は会場周辺を走り回ったの。
今、座ってるの。
眠すぎ。
いやてか、寝てた。
弁明はする。寝たは言い過ぎ。いや、そうでもない。けど、ウトウトはした。ぐーすかぐーすかは寝てない。そりゃそうだ。
けど、記憶がほとんどない曲が数曲ある。これは事実。
さっきも書いたが、高い金をはたいて手に入れたチケットだ。金だけの問題ではない。大好きなぐくちんを見にここまで来たのだ。何をしている?
とまで思ってはない。だってあの中盤、ほんとにつまらなかったから…(笑)
いや、笑ってはいけない。彼らに直接言いたい。あのライブ構成!!!まじでつまんないから!!!バラードしかもソロ曲。(つまり、さほど興味のないメンバーの曲を数曲、時間にして数十分聴かなくてはならない)
もうちょっとあっただろう〜〜〜〜〜〜!
いやまあわたしのコンディションが最悪だったのが一番の原因である。寝てしまった理由はそこなのだ。
ただ、もし元気な体で挑んでいて?もし全部見ていたら?
「なんか暗〜い曲の連続で、中だるみやばかったよねー。」
って言ってただろう。結局ね。
終わったことに文句つけても仕方ない。ジャパンツアーまでにはあの中だるみどうにかしといてくれよ、と空に向かって毎日祈り続けるしかないのだ。
好きなグループの話をしてるのにマイナスなことばかり書くのもどうかと思うので、良かった点も書こうと思う。
中だるみを超えた後の後半のヒット曲メドレー、あーの勢いはすごかった。これは本当。
やっぱりね〜、ああいう勢いってのが大事なわけ〜。陰気くさ〜い曲をチンタラチンタラと連続でするのは良くないわけ〜。
中だるみからの差がすごすぎてあんなにもわたしを襲ってきてた睡魔ちゃんも驚いて逃げてったわ。
あとは、トロッコで外周走ったり、気球に乗って上段の客席にも近づこうとしたあたりは評価できる。まぁ、気球は結局大して高く上がらなかった上に一瞬で降りてったけど。
ステージに外周つけたらいいのになんてまたいちゃもんも出てくるが、努力は認めたいと思う。
これまでジャニーズのコンサートのものすごい演出に慣れすぎてるせいだろう。あれは本当にエンターテイメントそのものだ。そりゃ本人達の歌やダンスの実力は韓国の方が圧倒的に勝つが、来てくれたお客さんを楽しませようとする心意気では惨敗だ。
それは「魅せる」ことを目的にしているからであろうが、あんなに広い会場で豆粒程度にしか見えない距離じゃどんなにうまいダンスでもこちらには伝わってこない。工夫を凝らすべきだ。
あのグループのライブは楽しいよ!と言われるような、そんなグループになってほしいという勝手な願望だ。もちろん、自分が楽しみたいというのが一番である。
というわけで、ソウルコンの感想をつらつらと書いた。
ソウルコンの感想っていうよりはそれまでに至る苦労話という方が合っているだろう。
シンプルに「かっこよかった(≧∀≦)」とかも言えるんだけども、そんなこと他の人たちがいくらでも言ってるのであえてわたしがこんなところで書くことではないと思って言っていない。
自分だからこそ感じたことを述べたまでである。
ジャパンツアーでまたぐくちんに会えるように、しっかりと働いてお金を貯めることが今の目標である。
以上。